「関東心霊庁シリーズ」
用語解説(アイウエオ順)
ア行
移動性霊障
・巨大な魑魅魍魎の怪物。10メートルで小型レベル。大型だと100メートルをこえる。心霊現象のかたまりのため、通常の兵器は壊れてしまい、使用できなくなる。
鬼火砲
・四季シリーズの口から発射される鬼火の火球。
カ行
カラマズー心霊研究所
・アメリカ合衆国の心霊研究機関。ミシガン州カラマズーでの心霊実験が研究所発足の由来とされているが、諸説ある。
緩衝地帯
・黄泉地帯と安全地帯の間にある地域。
関東大霊障
・10年前に起きた強力な広域心霊現象。東京及びその周辺は壊滅して、黄泉地帯となった。
関東心霊庁
・関東大霊障以降、黄泉地帯の拡大を防ぐために設立された官庁。本庁は名古屋にある。
巨大移動性霊障
・移動性霊障のなかでも、特に巨大で強力なもの。「XX号」と番号がふられるので、「番号付き」とも呼ばれる。
緊急結界
・人形乗りが意識を失うと操縦室内に発生する自動結界。
グレムリン効果
・機械や電子機器が理由も無く壊れる心霊現象。
サ行
自我システム
・自走式人形の持つ自我によって、外部からの心霊現象を排除する防御システム。
四季シリーズ
・自走式人形のうち最大で最強クラス。お春改、お夏MK2、お秋、お冬の4体。全高33メートル。
自走式人形
・市松人形型の巨大ロボット。心霊ドライヴによって動く。移動性霊障を除霊するために開発された。
実体化
・亡霊が実体化すること。実体化した亡霊が相手だと、芳一スーツのステルス性が失われる。
瘴気流
・黄泉地帯で発生する心霊現象。大量の瘴気が一定方向に流れる現象。霊障をともなうので接触しないほうがよい。
除霊局
・黄泉地帯の拡大を防ぐ関東心霊庁の要。黄泉地帯のすぐそばにあり、南関東本局と北関東支局からなる。現局長は、五十嵐蔵人。
除霊士
・除霊局所属の職員。黄泉地帯及びその周辺で、除霊シールを貼ってまわるなどの除霊活動を行う。
除霊シール
・梵字の書かれたシール。除霊効果があり、亡霊や他の心霊現象への対抗手段。
除霊タウン
・緩衝地帯内にある商業地区。心霊現象関連の研究をしている会社や研究機関もある。
心霊干渉
・広義では、心霊現象が原因の悪影響全般をいう。狭義では、通信装置に亡霊の姿や声が入り込む現象、あるいは通信装置から心霊現象が伝播する現象をいう。
心霊観測所
・富士山、恐山、熊野、比叡山、立山の5カ所に設置されている。
心霊情報分析室
・関東心霊庁の機関。心霊現象の情報収集と分析を行う。
心霊相転移
・突然、半透明の亡霊や実体化した亡霊が現れる心霊現象。
心霊ドライヴ
・強力な心霊現象を起こして自走式人形を動かす装置。正式名称は「自走式人形専用心霊現象増幅特殊駆動装置」
スポット
・黄泉地帯や緩衝地帯において、亡霊が現れないなど、心霊現象が活発ではない安全な場所のこと。心霊スポットやパワースポットの真逆の意味で使われる。
タ行
対亡霊戦線
・関東大霊障の直後に起きた、首都圏から脱出する人々を亡霊や霊障から守るための撤退戦。多くの者が命を落とした。
耐霊シェルター
・黄泉地帯や緩衝地帯に設置されている、心霊現象からの緊急避難用シェルター。
端末少女
・自走式人形のインターフェイス。幼い少女の姿をした霊体。
月シリーズ
・四季シリーズよりひとまわり小さい自走式人形。心霊ドライヴに制御がかけられている。睦月、如月、弥生、卯月などと陰暦の月の名がつく。「師走」は「極月」となっている。
デコイ(囮/おとり)
・30センチほどの人型の紙人形。持ち主の名前が書かれ、髪の毛が貼りつけてある。亡霊に追われた時におとりとなり、亡霊はデコイを追う。
ナ行
人形乗り
・自走式人形の操縦士。霊感が低いことが絶対条件。
ハ行
花シリーズ
・全高20メートルの自走式人形。市街地でも活動できるので、除霊班と行動することが多い。アヤメ、ガーベラ、スミレなど、花の名前がつく。
憑依霊集合体
・憑依霊(人間に取り憑いて、自分の要求通りに動かそうとする霊)が集まって、形となったもの。
フレア(発光体)
・亡霊に襲われた時に投げつけると光って、亡霊の目をくらます。
ブロッケン現象
・浮遊霊の集合体が巨大な影のように見える現象。
ヘルドッグ
・黄泉地帯への不法侵入者。以前は、黄泉地帯で金品を盗む火事場泥棒の者が多かったが、今では、非合法ガイドとなっている者が多い。
芳一スーツ
・細かい梵字が書かれた耐霊スーツの通称。梵字の書かれたヘルメットを着用する。名称は「耳無し芳一」に由来する。人形乗り用芳一スーツ、簡易芳一スーツ、整備士用芳一スーツなど、用途にあわせて軽量化や特殊化がアレンジされている。
マ行
ミラー現象
・人間が出した光や音や声が、マネをされたり、繰り返されたりする心霊現象。
ヤ・ラ・ワ行
黄泉雲
・黄泉地帯を中心として、その周辺を覆う雲。太陽光をさえぎるが、雲自体が発光しているので、黄泉地帯では、昼でも夜でも、常にほのかに明るい。
黄泉地帯
・東京とその周辺の心霊現象が非常に活発な地域。人間が許可なく入ることは禁止されている。
霊媒装置
・心霊現象をよび込む特殊装置。